
新型コロナウィルスの影響を受けて在宅ワークを導入している企業も増えてきました。こうした中で在宅での仕事に慣れる人・慣れない人もそれにともない顕在化しつつあります。
多様な働き方を実現させるためにも、人それぞれの特性に合わせて在宅ワークを実践できるのが理想的です。
この記事では在宅ワークに向いている人・いない人の特徴を紹介します。これから在宅ワークをしようと思っている人だけでなく、芸能界で活躍しようと思っている人もぜひ参考にしてみてください。
在宅ワークに向いている人の特徴3つ
まずは在宅ワークに向いている人の特徴を3つ紹介します。
〆切を守れる人
クライアントが指定した、あるいは双方で決めた〆切を守って仕事をすることは在宅ワークをする上で非常に重要になってきます。それこそ〆切を守るだけでクライアントから高く評価されるということも珍しくありません。
万が一〆切に間に合わないと感じたらすぐにクライアントに相談しましょう。早いうちに間に合わないという旨を伝えることで、クライアントもスケジュールを調整することができるかもしれません。間違っても黙って〆切を踏み倒すということはしないようにしましょう。
計画性がある人
上記の〆切を守ることにもつながりますが、1日のうちどの時間帯に作業を行うかをある程度計画できるのが望ましいです。計画性がある人は在宅ワークに向いているとも言えます。
事前に計画をしっかり練っておいてももちろんイレギュラーなことが起こり、計画通りに作業ができないこともあります。しかしあらかじめある程度計画が立ててあれば対処もしやすいです。
重要なのは何をいつまでに終わらせる必要があるのかを整理できていることです。例えば手帳をつけるのが苦手な人でも、タスク表を活用することで仕事が進められるということもあります。自分にとって最適な方法を見つけて実践しましょう。
仕事以外の人とのつながりがある人・作れる人
家で仕事をしているとどうしても孤独になりがちです。家族と一緒に暮らしていたとしても会話の幅が広がらず、人とのつながりを実感しにくくなります。一人暮らしの場合は誰とも会話する機会がなくなるため、自分の声さえ聞かなくなることもあります。
孤独を解消するため、在宅ワークをする際には定期的に会える友達や趣味の集まりなどを確保しておくことをおすすめします。人と会うことで社会とのつながりを実感でき、孤独に陥ることを防げるでしょう。
「私は依存体質でもないし、寂しいなんて気持ちにならないだろう」
そう思っている人でも在宅ワークで孤独に陥ってしまう人はいます。在宅ワークでの孤独は依存体質云々は関係なく、人間らしさの現れでもあるため無闇に自信過剰に振る舞うことは危険です。
個人的には在宅ワークで一番重要なのは〆切やスケジュール管理能力ではないく、「いかに孤独を解消できるか」だとさえ思っています。
在宅ワークに向いていない人の特徴2つ

在宅ワークに向いている人もいれば向いていない人もいます。以下では向いていない人の特徴を2つ紹介します。
文章でのやりとりに慣れていない人
在宅ワークでは仕事のやり取りの大半がメールやチャットサービスなどを使った文章で行われることが多いです。こうした文章でのやりとりに慣れていない人は在宅ワークに向いていないかもしれません。
昨今では「電話は面倒」という意見も目立ちますが、文章でのやり取りもなかなか手間がかかるものだと在宅ワークを長くやっている私ですら思います。
自分の思った通りに伝わらずに誤解を生むことももちろんありますし、それだけでなく早く回答をもらわなければ仕事ができないのになかなか返事がこないということも珍しくありません。
「いっそ電話した方が短時間で解決するのに」
何度そう思ってきたことか……。
文章でのやり取りの面倒さを割り切れない人には在宅ワークは向いていません。
作業環境を用意できない人
長時間同じ姿勢で居続けることもある在宅ワークでは、適切な作業環境が用意できない場合体に過度な負担をかけることになります。適切な作業環境を用意できない人が無理に在宅ワークをしようとすると健康を害するリスクも高まります。
私は過去に自宅にあった安い椅子に座って長時間デスクワークをしたところ、坐骨神経痛になったことがあります。死ぬわけではないものの常に下半身を激痛が支配する坐骨神経痛はモデルの仕事にも影響を及ぼしました。
他にも長時間キーボードを打ち続けることによる腱鞘炎にもなりました。一番症状が酷い頃にはトイレのドアもゆっくりとしか開けられないほどでした。
坐骨神経痛は椅子とデスク、そして寝るときに使うマットレスを変えることで改善しました。腱鞘炎は治療しながら手を休めたり湿布を貼ることで症状を和らげました。今では仕事の合間合間にストレッチや筋トレをするようにしています。
健康的に仕事をするためにも適切な作業環境を用意するようにしましょう。
まとめ
「在宅ワークに向いている人・いない人」という切り口でこの記事を書きましたが、私は本心では「工夫次第で誰にでも在宅ワークはできる」と思っています。私自身これまでに孤独にさいなまれたり、激しい怒りを感じたり、体を壊してきたことがあるためです。
試行錯誤しながら自分にとって最適なやり方を探してみましょう。
また、同時に私はモデルという仕事は在宅ワークとの相性がいいのではないかと思っています。スケジュールが不安定な芸能界の仕事は飲食店などでのアルバイトとの両立が難しいです。
仕事によっては空いた時間に作業ができることもある在宅ワークは、芸能界での夢を叶えたい人にもおすすめと言えます。
手に職をつけ、自分のスキルが活かせるという面でも芸能界で仕事をする上ではプラスになることもあるのではないでしょうか。
編集後記

私自身、モデル事務所に所属していた時には収入について悩んでいました。突然仕事が入ったり、「仕事が入るかもしれないからスケジュール空けておいてね」と言われていたのに結局入らなかったりすることが多く、外でアルバイトをしようにもなかなか両立ができませんでした。
執筆業とモデルの両方をすることに周囲及び似非ファンからは散々批判もされました。
しかしある時いつもお世話になっているカメラマンに言われたことがあります。
「1人のモデルを5年間も撮影したことはなかなかない。だいたいモデルは長くても2〜3年で消えてしまう。能世さんがそれをできたのはモデルの他に執筆の仕事もしていたからだろう」
長くモデルの仕事を続ける上で、どう収入を確保するかは考えなければなりません。
これから芸能界で仕事をしたいという人は、在宅で働く方法を考えてみるのもおすすめです。