「人からよく見られたい」
「『頭のいい人』と言われたい」

批判されることも多い考え方だが、私はそういう感情はあってもいいと思っています。こういう欲求はセルフブランディングにも役立つこともあるでしょう。

インターネット上で相手に「頭のいい人」と思わせるのは簡単です。「なんとなくそれっぽく聞こえる言葉」を書くだけで相手を錯覚させることは誰にでもできます。

しかし「それっぽいこと」を言う際にはそれなりの注意も必要です。以下では私が過去に経験した痛い経験を踏まえながら「それっぽこと」を言う際の注意点をお話ししましょう。

相手に「頭がいい人」と思わせることは実はとても簡単

「中身が伴っているかどうかは別として、なんとなくそれっぽく聞こえる言葉」というものはたくさん多いです。偉人の名言チックなセリフとも言い換えられるかもしれません。ネット上にはそういう言葉が溢れているし、私自身そういう言葉を投稿するのは好きです。

ただ、自分がそういう言葉を投稿しているときにかけられる「頭がいい人ですね」「聡明ですね」という褒め言葉は大した価値を持っていないのだということを私は経験上知っています。

もちろんそういう褒め言葉を言ってくる人は悪気があるわけでもなければ嫌味を言っているわけでもありません。

しかし恐らく「どうして私がそういう言葉を書いたのか」「私がこの言葉に込めた思い」ということについては何も考えていません。ただ漠然と言葉の表面をさらって「こういうことが言える人かっこいい」と感じているだけ。

たくさんの人に伝えられるにつれて本来の意味を失う偉人の名言に似た側面が、「それっぽい言葉」にはあります。

「趣味:読書」の落とし穴

私の趣味は読書です。それも割と古典を好んで読みます。さらに経営学部出身ということもあり、経営学に関する本も読見ます。

誰もがなんとなく名前は聞いたことがあるような文豪。ぱっと見では意味の分からないカタカナ横文字の専門用語。私としては気軽に読んだ本の話を投稿したつもりでも、これらの言葉やフレーズを見ただけで敬遠する人はものすごく多い。

そして単なる名詞だけに反応して敬遠するような人は私が何を感じ、考えたかなどに興味を持つことはないのだと、虚しい気持ちになったのは一度や二度ではありません。

「頭がいい人ですね」という褒め言葉の本音

こうしてブログを書き、SNSをやっていると、とりあえず他人に「頭がいい人ですね」と言わせることはとても簡単なのだと実感します。ちょっとそれっぽいことを言って、ちょっと「難しそう(に見えて実は簡単に読める)本」を読んでいればそれだけでインテリイメージを作ることはできる。

しかし「なんとなくそれっぽく聞こえるセリフ」はやはり相手にもそれっぽくしか伝わらない。伝わりにくい。

そして変に単語に反応されて敬遠されるだけなので、自分が本当に思っていることは相手に「伝わりにくい」のではなく「伝わらない」。

伝わっていない相手にただ自分が執筆の仕事をしている、そして自分が書いた文章を販売している、だからこういうことを日々書いているという事実を伝えたところ、

「お前はただの金の亡者だったのか!」

と驚かれたことさえありました。

「敬遠する」とは決して「相手を尊敬している」わけではありません。敬遠してくる人間の本音は「隙あらば相手の欠点を暴きたい」です。「聡明な人ですね」と言ってくる人間はこちらの言葉を表面的にしか捉えていないだけでなく、こちらの揚げ足を取ろうと隙を伺っている。

だから私は「なんとなくそれっぽく聞こえるセリフ」を書き、趣味で古典を読みながらも、それだけでは本当の意味で「頭がいい人」そして「教養のある人」にはなれないのだと痛感しています。

それっぽいことを言うときの心得

繰り返しますが私は「なんとなくそれっぽく聞こえる言葉」を書くのが好きですし、古典に限らず読書をするのも好きです。だから今後も例え敬遠されようとも、敬遠された結果雑魚に絡まれようとも、これからも「それっぽく聞こえる言葉」を綴っていく気でいます。

私がそれっぽいことを言う時にはだいたい「頭良さそうに見られたい」という思いがあることも否定しません。それっぽいことを言うことは私のキャラ戦略でもあり、セルフブランディングでもあります。

でも、だからといってそのイメージへの欲求だけで突っ走ってはいけない。

だから私はそれっぽいことを言う時には常に「相手にはそれっぽく聞こえるだけかもしれないけど、自分の中では信念を持つようにはしよう」と思うようにしています。

例え後から相手が私の本音に気づき「騙していたのか」などとこちらを非難してきたとしても、もし私に信念があれば傷つくこともないでしょう。

そして信念があればそれっぽい言葉でしかない言葉も、いつか本当の意味で伝わるはずです。

まとめ

インターネット上では「頭のいい人」「教養のある人」を演じることはとても簡単です。だからうまくセルフブランディングに使っていけばいいとは思います。ただ、やはり羊頭狗肉になってはいけません。

いくら相手が表面だけで物事を判断するのが悪いからといって、そういう相手ほどこちらの本当の思い・考えを知った時に面倒なことになります。

それっぽいことを言う時には信念を持つようにしましょう。

編集後記

今日は鉄道オタクの夫に付き合って撮り鉄のために飛騨に。

私が「本日の収穫は?」と尋ねたら「昼に食べた飛騨牛の焼肉がうまかった」と返ってきた。

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