
「自分が本当にやりたいことってなんだろう?」
「自分にとっての天職ってどんなものだろう?」
働き方の多様化が進む中で、こう悩む人も増えている。また、SNSを通して不特定多数の人のライフスタイルがのぞけるようになったこともこうした悩みを増やす原因の1つだ。
自分らしく働ける仕事に巡り合えたのであればそれだけで人生の勝ち組に入れる。そしてそういう仕事をしていると自然とお金や社会的地位がついてくるものでもある。
この記事では自分にとっての天職について悩む人のために、天職を見つける方法を紹介する。実践し、やりがいを感じられる仕事を見つけよう。
自己・他己分析をしてみる
自分が本当に得意なことや好きなことを知る上で、自己分析は有効な手段だ。天職を見つけたい場合は自己分析を徹底的に行うようにしよう。
自分のいいところや得意なところを100個紙などに書き出してみるのもおすすめだ。どんなに自分のことを見ているつもりになっている人でも、100個自分の長所を書き出すことは意外と難しい。
「どんな長所が自分にはあるのだろうか?」
こう考えることにエネルギーを費やすからこそ、長所を100個書き出すことには意味がある。考えていくうちに自分でも気づかなかった自分の一面に気づくことも多い。
100個書き出すために一生懸命考えることそのものが自分のことを知るきっかけになるのだ。
他の人から自分がどう見られているのかを知る他己分析も効果的だ。身近な信頼できる人に自分とはどんな人なのかをたずねてみよう。
天職診断を使ってみる
転職サイトの中には利用者が転職に成功できるよう、天職診断が用意されていることもある。登録することで無料で利用できるものも多い。
天職診断のメリットは、実際に求人がある仕事を具体的に見つけられることだ。
例えば占い師から、
「あなたは発想力が豊かだから自分のアイディアを活かせるような仕事が向いている」
などと漠然としたことを言われても具体的にどのような仕事に就けばいいのかイメージしにくい。
「あなたには営業が向いている」
といった具体的な仕事内容を提示してくれる天職診断は、もらったアドバイスを元に転職活動をすることができるのでとても便利だ。
自分がこれまでに長くつづけられたことを思い出してみる

これまでの人生を振り返ってみると、他のものよりも長く続けられたものがいくつか思い浮かぶはずだ。それらは自分の価値観の軸になることが多い。
「何年も続けたことなんて私にはない」
謙虚な人ほどそう考えてしまいがちだが、続けた期間の長さに「これくらいはなければならない」といった決まりはない。ましてや他人と比較する必要もない。あくまでも自分の中での話で構わない。
「他のことは長く続けられなかったけど、これは自分の中で長く続けられた」
自分の中でそう思えるものを見つけてみよう。
ちなみに筆者は学生時代の部活動で入学から卒業まで続けられたものはない。
子供の頃に好きだったものを思い出してみる
子供の頃に好きだったものは、大人になった今でも自分にとっての核となっていることは多い。天職を見つけたいのであれば子供の頃に好きだったものを思い出してみるのもおすすめだ。
子供の頃、時間を忘れて楽しんだことや、どんな時に喜びを感じられたかを思い出すことで自分が人生をかけて本当にやりたいことを見つけられる。
また、子供の頃の思い出を通して見つけた好きなことは、大人になった今なら社会的使命感をもって取り組めるという特徴もある。
「自分が楽しかった記憶を他の人にもシェアしたい」
本当に好きだったものを思い出していくうちに、自然とそういう思いが浮かんでくるのだ。好きなことを使命感を持ちながら取り組めるのでやりがいも感じられる。
小説を10冊読んでみる
自分以外の他人の人生をのぞくことで、自分の中で新たな発見を得られることもある。小説をは他人の人生をのぞき見するのに非常に便利だ。
一見遠回りに見えるかもしれないが、本当に自分にとって大切なものがなんなのかを知りたい人は小説を読んでみよう。
むやみに長い小説を読もうとする必要はない。短編小説を読むだけでも十分な効果が得られる。重要なのは小説を読んで何を感じたかをしっかりと考えることだ。
映画鑑賞なども小説に似た効果が得られる。どうしても小説を読むのが苦手という人は映画を見るのもおすすめだ。
まとめ
天職が見つけ、そこに携わることができたら、それだけで充実した人生が送れるようになる。さらに天職で仕事をすることは、お金と社会的地位を引き寄せることも多い。
今よりも幸せに、豊かになりたいという人は自分にとっての天職を探してみよう。