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「やりたいことがない」という人がやりたいことを見つける方法

「自分が本当にやりたいことってなんだろう」

特にSNSなどのソーシャルメディアが発達した現代では、そう考え込んでしまう人が増加している。他人のライフスタイルのごく一部を一瞬で大量に見ることができてしまうSNSをチェックする習慣は逆に自分自身が何者であるのかを忘れさせてしまう側面もあるためだ。

自分らしく生きて幸せそうに見える不特定多数の他人を見ていると、「自分も何かしなければ」などと無駄に焦るようにもなる。こうした焦りは時に強いストレスになることもある。

「なんのために生まれて、何をして喜ぶ」とアンパンマンの歌の歌詞を脳内で無限ループさせてしまっている人のために、この記事では自分が本当にやりたいことを見つける方法をお伝えする。現在悩んでいる人にとって参考になれれば幸いだ。

自分が好きなことを100個書き出してみる

一度時間をとりノートに自分が好きなことを100個書き出してみると、自分が本当にやりたいことが見えてくる。本当に自分がやりたいこと・やるべきことが分からないという人は一度取り組んでみよう。

筆者も過去にこのワークをやったことがある。家事や仕事をしながらではあるが、100個書き出すのにおよそ4時間かかった。このワークは人によって終わらせるまでにかかる時間が大きく異なるらしく、筆者の身の回りには「3日かかってようやく書き出せた」という人もいる。

短時間でケリをつけようとするのではなく、時間がかかってもいいのでじっくりと取り組むようにしよう。

このワークのいいところは、単に自分の好きなものが洗い出されるだけではないという点だ。
自分が好きなものを100個書き出すのは意外と難しい。

「あれ……のことは本当に私は好きなのだろうか?意外と私ってあれのことそこまで好きでもないな。普段口では好きとか言ってるけど」

ワークをやっている間は始終こんな自問自答を繰り返している。

こうした自問自答に本当の価値があるのだ。自問自答を繰り返すことで本当の自分が見えるようになってくる。

好きなことを100個書き出すワークの本当の価値は、100個のリストができあがることではなく自問自答の時間を確保できるところにあると言っても過言ではない。

映画や小説に触れて他人の目線で物事を考えてみる

自分とはかけ離れた存在の立場に立って物事を見るというのも本当の自分を見つける上では有効だ。

「この人だったらこういう場合どう感じるのだろうか?」

と考えることは、逆に「自分だったらどう考えるのか」を浮き彫りにさせる。

しかし身近な人を対象に「この人だったらこういう場合どう感じるのだろうか?」などと考えるとその人との人間関係に亀裂が入る恐れもある。

こうして考えることはいかにも相手のことを思いやっているかのように見えるが、所詮は自分の中での想像でしかなく主観でしかない恐れがあるためだ。身近な相手の視点に立って物事を考えようとすると、気がつかないうちに相手に自分の主観を押し付けている可能性がある。

映画や小説など、フィクションの世界の人物であれば人間関係に亀裂が入るリスクもなく客観的視点を養うことができる。

「この登場人物の気持ち分かる!」

という共感も、

「この登場人物のこういうところはどうしても好きになれない」

という反感も、自分自身の軸を見つけ出すために必要な感覚だ。目の前にいる生身の人間に対してこういった感情を抱くことにはある程度慎重になるべきだが、フィクションの世界の中の人間であれば自由度は高くなる。

むしろフィクションの世界の作者は「好感も嫌悪感も自由に感じてほしい」と思っていることが多い。作者本人にそれを言うことには適切な判断が求められるが、感じる分には自由なのだ。

映画や小説などフィクションの世界の人間の視点に立ち、自分との違いに触れることで、本当の自分が見えてくるようになる。「自分が本当にやるべきことが分からない」と悩んでいる人はフィクションの世界を利用して自分自身を浮き彫りにしてみよう。

「やりたいことが見つからない」と言っている人の隠された本音

ここまでやりたいことを見つける方法を書いてきたが、実は「やりたいことが見つからない」というのは自分の中にやりたいことがないのではなく、少し考え過ぎてしまった結果やりたいことが隠れてしまっているだけだ。

本当はやりたいことがあるにも関わらず、世間体やプライドなどがそれを隠している。

「こうしなければならない」

こういう意識が本当にやりたいことを包み隠してしまうことがある。

だからやりたいことが見つからないという人は、自分を縛っているものが何なのかを考えてみた方が一番効果的である可能性が高い。

まとめ

個人的な考えだが、「やりたいことが見つからない」と言っている人は感動した経験が足りないのだと思っている。感動は文字通り「感情」を「動かす」という意味だが、どんなに感動しても自分の中で動かない部分というのは存在する。そこが自分の軸となる価値観だ。

何度も感動することでこうした自分にとっての本当の価値観が見えてくる。

自問自答する作業やフィクションの世界で客観的な視点を養うことは、感動し、自分の中の動かない価値観を明確にさせてくれる。

だから「自分のやりたいことがない」と悩んでいる人はじっくりと感動する時間を過ごすことをおすすめする。何度も感情を動かすことで、本当に自分がやりたいことが見えるようになるだろう。

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