「幸せな人生を送りたい」
「人生で輝かしい成功を収めたい」

と思うと同時に、

「失敗はしたくない」

と、失敗を恐れている人は多い。何かに挑戦したいと思っても失敗を恐れるがために行動が起こせず、結局何もできないまま人生を終えてしまう。そんな人は少なくない。

さらに現代は過度に失敗を恐れる社会でもある。一度失敗した人を受け入れないという意識は、無意識の内に多くの人が持ってしまっているものだ。無意識のうちに自分も他人の失敗を許せなくなっているから、何かに挑戦しようとする時に「失敗するのではないか」と怖くなってしまう。

この記事では人生そのものに失敗してしまいがちな人の特徴を3つ紹介する。さらに歴史上人物の例をあげるので参考にしてみよう。

1.言い訳をする人

何か問題が起こった時に、問題に向き合わず、すぐに言い訳をしてしまう人は人生そのものに失敗してしまいがちだ。問題にぶつかった時はしっかりと状況を分析し、解決策を考えるようにしよう。

ただし、「問題にぶつかった時にする言い訳」は自分や他人が判別しやすいため改善しやすい面がある。本当に恐ろしいのは「一見合理的だが注意して見てみると言い訳でしかない」というタイプの言い訳だ。

「本当はやりたいことがあるけど生活費を稼ぐために仕事をしなければならないからできない」
「本当はやりたいことがあるけどなかなか都合を合わせられないからできない」

もちろん状況にもよるため、こうした言葉全てが問題というわけではない。けれども中には自分の本当の気持ちに蓋をしてしまっているケースも存在する。

こうしたタイプの言い訳は自覚しにくく見分けがつかないため、かなり危険だ。その上で人生の失敗を招く恐れがある。

2.自分の意志がはっきりしていない人

よく考えずに人に合わせようとする人や、上記のような言い訳をしてしまう人は、自分の意志がはっきりしていないことが多い。自分の意志がはっきりしていない場合、後悔に終わる人生になってしまう。

なんのために生まれて
なにをして喜ぶ

これはアンパンマンの歌だが、この歌詞への自分なりの答えが思いつかない人は一度自分自身のことを見つめ直してみよう。

3.自己肯定感が低い

「私なんてクズだから」
「私はバカだから」

といった口癖があるような自己肯定感が低い人も人生に失敗しやすい。こうした思考は物事に挑戦する際の足枷になる。さらに自分の中で毒を自給自足しているため精神的な不健康を招きやすい。
自己肯定感が低い人は高めるように意識してみよう。

日頃から自分のいい部分に注目するようにし、些細なことでも達成したら自分を褒めてあげるよう習慣づけると自己肯定感を高められる。

歴史談話:「背水の陣」という言葉で有名な韓信という人について

ここまで失敗する人の特徴をあげてきたが、最後に歴史上の人物・韓信という人を紹介したいと思う。

実はこの話を書きたかったから今回はこのネタを選んだ。だいたい上の3つの特徴を書きながらも、「似たようなネタなんかそこら中にあるし」と私自身が思っていた。

私が私らしい表現で成功しない人・失敗しない人を語るのであれば、やはりこうした歴史の話をするのが自然だ。

「歴史とか興味ないし」

とか言わずにぜひ読んでいってほしい。

韓信

韓信とは「背水の陣」という故事成語で有名な人物だ。「決死の覚悟で敵に当たること」を意味する背水の陣は、韓信が大勝利を納めた戦が元ネタになっている。

この韓信という人物、とにかく戦が上手で主人の劉邦を差し置いて連戦連勝していく。そして戦に勝つたびに勢力を強めていき、次第に主人の劉邦に匹敵すると言ってもおかしくないほどにまで成長した。

一方韓信は元々身分が低く、戦が始まる前は乞食同然の生活をしていた。戦に勝ち、輝かしい結果を出す一方で韓信は元々身分が低かったことに対するコンプレックスをこじらせていく。

そんな韓信はある時主人・劉邦に言ったことがある。

「私はなれてせいぜい将軍程度の人間でしかありませんが、主人は皇帝に相応しい人だ」

戦で次々に勝利を納める力があり、現に一大勢力を築いた韓信は、それでも自身のコンプレックスのために自分自身の能力を認めることができなかった。結果として自分の限界を自分で決めてしまった。

一見主人に忠誠を誓っているようだが、自分の能力を自分で認められない人間というのは近寄ると不気味さといやらしさを感じさせるものだ。

平均点50点のテストで80点をとった人が50点だった人に対して「私ってバカだから……」と言う時のいやらしさに近い。相手を見下そうとしてこう言うのであればまだ対処のしようがあるが、本人が本気で自分のことをバカだと思いながら50点をとった人の前でこうして嘆くのは不気味ないやらしさがある。

だからそんな不気味ないやらしさがある韓信を劉邦は信用できず、次第に恐れるようになる。恐れた結果韓信を疑うようになり、最終的に韓信は死刑になってしまった。(背景にはもっといろんな話があるが割愛する)

本当は高い能力を持っているのに、韓信は自己肯定感が低かったがためにその能力を受け入れられなかったのだ。

この韓信の話は自己肯定感の低さが身を滅ぼす例の一つだと、筆者は思う。

筆者は韓信も登場する歴史小説「項羽と劉邦」を執筆し、Kindle電子書籍で出版しているので、興味がある人はぜひ読んでみてほしい。

まとめ

最後の話が書けて大満足!!!!!!!!!

編集後記

今日は愛知県刈谷市にあるハイウェイオアシスに行ってきた。

美味しい食事を楽しみつつ、仕事をした。

道の駅やハイウェイオアシスは意外と作業場所としては向いている気がする。

刈谷のハイウェイオアシス名物「デラックストイレ」にも行ってきた。

トイレなので撮影禁止なのだが、もしあのトイレで撮影をしている人を見かけたとしても、私は許せてしまう気がする。

思わず写真を撮りたくなるトイレなのだ。

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