
自宅で働くことにはさまざまなメリットがある。自分の時間をより多く確保したり、リラックスできる環境で作業するため集中しやすいといったことだ。新型コロナの影響や働き方改革が進む中でテレワークが普及し、こうしたメリットを享受している人は多い。
一方でテレワークは人との交流や外出の機会が激減するという特徴もある。従って息抜きがうまくできないまま煮詰まってしまい、ストレスを溜めてしまう人も多い。
自宅で仕事をする場合は適度に息抜きをするように意識しよう。この記事では在宅ワーク歴4年の筆者が実践しているリフレッシュ方法を紹介する。
散歩をする

通勤などの手間を省き、家から一歩も出ずに仕事ができたとしても、1日に最低でも1回は外出するようにしよう。近所を軽く1周するだけでも気分がすっきりする。新型コロナの影響で最近は何も持たず、犬も連れずに散歩する人もかなり増えた。
太陽の光や外気を浴びることによるストレス発散効果は馬鹿にならない。人は自分が思っている以上に太陽の光の影響を受けている。太陽の光を浴びることで幸福感や精神の安定感が得られるのだ。
筆者は過去に3日間家から一歩も外出せずに仕事に没頭したことがある。結果、その後1ヶ月ほど何もないのに突然泣き始めたり怒り始めるなどの精神的な不安定さに苦しんだ。自分が苦しんだだけでなく夫にも迷惑をかけてしまった。
そうならないように、テレワークや在宅ワーク中は適度に散歩して日光や外気に触れるよう意識しよう。
温かい飲み物を飲む

温かい飲み物を飲むのも効果的だ。長時間座ったままの姿勢を保つ上に運動不足になりやすいテレワーク中は体が冷えやすくなる。体の中が冷えたままだと健康にも悪影響を及ぼす。テレワーク中は体を温めるためにも温かい飲み物を飲むようにしよう。
これは冬だけでなく夏でも言えることだ。むしろ夏はクーラーの冷気を浴びたり、や冷たい食べ物を食べることが増えるため気がつかないうちに体を冷やしがちになってしまう。夏こそ意識的に温かい飲み物が必要になってくる。
また、コーヒーも体を冷やす可能性のある飲み物だ。飲みすぎないよう適度に飲むようにしよう。甘い飲み物はカロリーが高いためやはり量に注意が必要だ。
筆者はよくハーブティーやフルーツティーを飲んでいる。気分に合わせて味を楽しめるのでおすすめだ。
筋トレやストレッチをする
隙間時間に軽い筋トレやストレッチをするだけでも頭がすっきりするのを実感できる。「脂肪を燃やし尽くす」や「ムキムキになる」といった本格的なものでなくても問題ない。1時間に1回スクワットを20回するだけでもかなりの効果が得られる。
長時間座ったままの姿勢でいることは健康を害するリスクが高まることが数々の研究によって明らかにされている。健康を維持するためにも軽い筋トレを日常に取り入れよう。
パソコンやスマホから物理的に離れる

可能であれば休憩中はパソコンやスマホ、タブレットから物理的に離れるようにしよう。別の部屋においたままにし、自分はその場から離れることで効果的なリフレッシュができる。
テレワーク中は仕事の連絡がパソコンやスマホに入ってくることになる。すぐに仕事の連絡が取れるなど便利な反面、パソコンやスマホがすぐにチェックできてしまう環境ではどうしても意識が仕事に引っ張られてしまう。そうなるとどんなに休もうとしても気持ちが休まらない。
パソコンやスマホから物理的に離れることは本当の意味で休むためにも重要なことだ。リフレッシュする時には物理的な距離を取るようにしよう。
自分なりのスイッチを知る

オンライン会議などがない場合、朝起きたままの状態で仕事をするのも可能だ。しかしそれはあまりおすすめしない。気持ちのオン・オフがコントロールできなくなるためだ。朝起きた時のままの格好で仕事をすることで、仕事に集中できなくなるだけでなく、リラックスタイムにしっかりと休めなくなる恐れもある。
自分なりに朝起きた状態から仕事モードに切り替えるスイッチを決めるようにしよう。
- 顔を洗う・歯を磨く
- 着替える
- メイクをする
といったことを実践している人は多い。特に「着替える」は例え「近所のコンビニにギリギリ行ける」といった類の服に着替えるだけでも高い効果が得られる。
まとめ
自宅で仕事ができることにはメリットも多いが、意識的にリフレッシュできるような工夫も必要だ。ここに紹介したものを参考にしつつ、自分なりの効果的なリフレッシュ方法を見つけて実践してみよう。