
「何かに挑戦したくても1つのことを長続きさせるのが難しい」
「どうしても物事を長続きさせることができない」
叶えたい夢があっても、そのように悩んでしまう人は多い。さらに世の中では「コツコツ続けることはいいこと」「長く続けることで結果は出る」ということも広く言われている。そんな中で1つのことを長続きさせるのが苦手という人は自己嫌悪に陥りがちだ。
しかし短期間で手段を変えることにもさまざまなメリットがある。この記事では逆に1つのことをコツコツ延々と続けられてしまう筆者が感じている「短期間で手段を変えることのメリット」を紹介する。
柔軟な対応ができる

短期間で手段を変えることで、周囲の環境の変化や自分自身の変化に対して柔軟な対応ができるようになる。世の中は常に激しく変化しているため、柔軟に対応できるかどうかは非常に重要だ。
特にこのコロナ禍では世の中の動きに柔軟に対応できる人は生き残り、対応できなかった人は苦しむことになった。コツコツ物事に取り組める人ほど、2020年のコロナ禍に対応できずに潰れてしまったのだ。
広い視点で物事を見ることができる

一つのことに「真面目に」「コツコツと」取り組める人は、どうしても自分が決めたやり方に固執してしまいやすくなってしまう。初志貫徹の精神を重んじるあまりに「『これをすることで』目的を達成しなければ」と考えてしまう。
結果としていわゆる「手段の目的化」が起こってしまう。本来目的を達成するための手段でしかなかったはずなのに、その手段を実行することそのものが目的化してしまい、当初の目的を見失ってしまう……ということが「真面目に」「コツコツと」物事に取り組む人には起こってしまうのだ。
短期間で手段を変える人は、そういったことが起こりにくい。自分のアイディアに固執せず、常に目的を見据えた上で最適な手段を選ぶことができる。
「手段の目的化」が起こりにくい人の方が、結果的に目的を早く達成するのではないか……と感じる瞬間をコツコツ派の筆者は何度も経験してきたし、その都度嫉妬もしてきた。
まとめ
筆者は典型的「物事をコツコツ続けるタイプ」だ。その性質ゆえにいいことももちろんあったが、嫌なこともたくさんあった。損したこともたくさんあった。苦しんだ結果、自分のその性質を憎んだ回数の方が多かったかもしれない。
後悔していることは、たくさんある。