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サポーターにも足枷にもなる存在「ファン」の取り扱い方

何かに挑戦しようとするとき、自分を応援してくれるファンの存在が重要になってくる。特にSNSなどのソーシャルメディアが発達した現在では、ファンの反応次第で成功するかどうかが変わることさえある。

一方でファンの存在が足枷になることがあるのもまた事実だ。

「夢を叶えたい」
「こんな社会を実現したい」

そう思っている人ほどファンの取り扱いには注意が必要になってくる。

この記事では自分の目標達成をサポートすると同時に足枷になる可能性もあるファンの取り扱いについて紹介する。

ファンの重要性

自分の夢やビジョンに賛同し、サポートしてくれる人の存在はとてもありがたい。ファンがいるから大きく前進できるという側面もある。

特に最近ではSNSなどのソーシャルメディアでの影響力も、夢を叶える上では重要になってくる。フォロワー数やいいねなどの反応数(エンゲージメント)が多ければ多いほど夢が叶いやすくなるケースは多い。

心が折れそうになった時、ファンからの一言で気持ちが持ちなおすということもあるだろう。大きなことを成し遂げようとする時、人はどうしても孤独になってしまうものでもある。孤独に陥り苦しんでいる時にファンからの声援があると気持ちも前向きになる。

「夢を叶えたい」

ファンはそう思っている時に背中を押してくれる存在だ。

ファンが自分の成長や表現に制限をかけることもある

一方でファンの存在が足枷になってしまうこともある。ファンが自分の成長や表現に制限をかけてしまうのだ。

「あなたのこの表現が好きなんです」

そう言われるともちろん嬉しくなるものではある。しかしこのファンからの声援によって、次に作るものが似たような表現になってしまうことは多い。

ファンの声を意識した結果「気がついたら自分が自分の劣化版コピーを作り続けていた」という状況になりかねないのだ。

さらにファンは必ずしも自分のビジョンをきちんと理解しているわけではない。意外と自分のビジョンがファンに伝わっていなかったというケースも実は多い。

従ってそもそもビジョンを理解していなかったファンは、自分がある方向に伸びようとしている時に反対の声をあげるようになる。つまりアンチになってしまう。

「あのバンド、インディーズ時代の方が面白かったけど、有名になっていくうちに面白くなくなったよね」
「結局金儲けが目当てだったんだ」

こうした失望の声の背景には、それを言っている側がそもそも相手のことを理解していなかった可能性もある。

「ファンのためにやっている」と言っているうちはまだまだ二流

自分を支えてくれるファンに感謝するのはもちろん大事なことだ。ファンに向けてそうした思いを発信し、ファンの声を取り入れた表現を考えるのも決して悪いことではない。

しかし活動や表現そのものが「ファンのため」になってしまうのは間違いなのではないか……と筆者もここ数年の活動を通して思うようになった。

表現者にとって大事なことは、常に最終的な目標を意識した上で今何を発信するべきかを考えることではないだろうか。そうなってくるとファンを意識しすぎた表現は、自身の表現そのものの軸をずらしかねない。

ファンを大切にする精神はもちろん大事なのだが、ファンに惑わされず自分の目的を見失わない姿勢はさらに大事なものだ。

大きなことを成し遂げようとするのであれば声援の有無にかかわらず、自分のやっていることに自信持ち続けるようにする必要もある。

「応援がないからモチベーションが上がらない」

というのは「表現したい」という気持ちの弱さの表れかもしれない。

注意

確かに「応援がないからモチベーションが上がらない」という嘆きは気持ちの弱さから出てくるものかもしれないが、だからと言ってそれを言っている人に対して「あなたの気持ちが弱いんだよ」と言葉をかけるは傲慢すぎる態度でもある。

「『応援がないからモチベーションが上がらない』という嘆きは気持ちの弱さから出てくるもの」

と言っていいのはあくまでも不特定多数に向けた発信の場であって、特定の個人に向けて言う場合は相手の気持ちへの配慮が求められる。

言われる側としては、

「あなた私の活動とか表現に関係なくない?」
「関係ないのにどこから目線でものを言ってるの?」

という気分になるだけだ。

相手を応援したい・サポートしたい・アドバイスをしたいのであればまずは自分がその人にとってのファンになるようにしよう。

まとめ

筆者もかれこれ数年、「ファン」という存在との関わりについて散々悩んできた。

結局のところ本当に大事なのはファンの発言にブレない意思の強さだ。ファンの意見をなんでも聞くのは謙虚ではなく卑屈でしかない。そして意見を聞くことが「感謝の気持ちの表現」でもない。

自分の目標達成をサポートしてくれるものにもなる一方で足枷になりかねない存在であるファンは、うまく付き合っていく必要がある。

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