
副業を解禁する企業が増えている中で、複数の副業を掛け持ちする人も珍しくない。基本的に「本業とは別に行う副業は1本だけ」などの縛りはないため、副業を複数行うことも可能だ。
複数の副業をすることにはメリットがある一方で工夫も必要になる。この記事では複数の副業をすることやパラレルワークに取り組む場合のメリットやポイントを紹介する。
複数の副業をするメリット

自分だけの価値を社会に提供できる
1つのスキルを極めることも大切だが、複数のスキルを持っていることで自分にしかできない仕事を生み出すことができるようになる。
例えば美容師の資格を持っている人が、同時にwebデザイナーのスキルを持っている場合、美容院のホームページの作成といった仕事ができる……といったことがスキルの掛け算では起こる。
本業や副業を通して異なる複数のスキルを磨くことで、他の人にはできない、自分にしか生み出せない価値を世の中に提供できるようになるのだ。
人脈を広げられる
1つの仕事で出会った人が、他の仕事でも協力してくれるといったことはとてもよくあることだ。もちろん逆に自分が相手の力になれることもある。
複数の副業をこなすことで1つの仕事を通して培った信頼関係を本業だけでなく他の副業でも活かしていくことで自分のキャリアアップにつなげていける。
現在多くの企業が副業を推奨している背景には、副業を通して広げた人脈が本業にもいい影響を及ぼすのではないかという期待もある。従来の仕事に対する考え方とは異なり、現在では複数の仕事をすることはスキルアップに効果があると思われているのだ。
スキルアップ・キャリアアップを狙うのであれば複数の仕事に挑戦してみよう。
自分の好きなこと・得意なことに挑戦できる
「本業一本で生きていかなければならない」
という時代は終わった。昭和の働き方が通用しなくなった上に新型コロナウィルスの影響のために仕事の価値観も変化しつつある。パラレルキャリアという概念も生まれ、より幸せに豊かになるために仕事以外の場での生き方も重視されるようにもなった。
個人が仕事以外の場所で活躍したり生活を充実させることも以前よりも当たり前になった。プライベートの時間で好きなことを楽しむ自由も認められるようになった。
副業が一般的になったことによって好きなことを仕事にするハードルも一気に下がった。何かに挑戦したい人はこの流れを利用して好きなことを仕事にしてみよう。
万が一の時の保険になる
本業とは別に複数の副業をこなすことは、同時に複数の収入源を得ることになる。万が一収入源の1つが機能しなくなっても、他の生き残っているもので困難な状況を切り抜くことが可能になるのだ。
終身雇用制度を維持することが難しくなった現代の日本では、会社に勤めているからといって自分の人生が100%保証されるわけではない。常にもしもの場合に備えておく必要がある。
収入源をいくつか確保しておくことは安定した生活の維持に役立つので、安定志向の人ほど複数の収入源を確保するようにしよう。
無理をしないように工夫する必要がある

複数の副業をこなすことでさまざまなメリットが得られるが、もちろん注意しなければならないポイントは存在する。
本業以外にも仕事をするということは、当然自分の労働時間が増えるということだ。しかし副業で増えた労働時間は自分で管理しなければならない。スケジュール管理を徹底したり、定期的に完全休業の日を設けるなどの工夫をすることでバランスを取るようにしよう。
心と体の健康を維持するためにも、複数の副業をする場合には無理をしすぎないように意識しなければならない。
まとめ
本業の他に複数の副業を掛け持つことでキャリアアップにつなげることもできる。
「新しいことに挑戦したい」
「好きなことを仕事にしたい」
そういう思いを抱いている人は、副業解禁の流れに乗ってどんどん挑戦してみよう。