
残念ながら一生懸命努力をしたからといって報われるというわけではない。どんなに頑張っても努力が報われないこともある。
「頑張ってるのに努力が報われない」
そう悩んでいる人の努力がなぜ報われないのかをこの記事では解説する。
努力の仕方が間違っている

どんなに頑張っていても、やり方が間違っていたら成果は出せない。
例えばダイエットを本当に成功させるためには筋肉をある程度鍛える必要がある。筋肉を鍛えることで新陳代謝が上がり、脂肪が燃焼しやすくなるのだ。さらに筋肉があると「ただのガリガリ」ではなく健康的で引き締まった美しい体になる。
それなのに栄養バランスも考えずにただ食べる量を減らしてダイエットをしようとする人がいる。こういうダイエットは貧相な体になるだけで美しくはならない。ストレスがたまるためリバウンドもしやすい。栄養失調や摂食障害などの健康への害につながるリスクもある。
成果を出すためには正しいやり方で努力をしなければならない。コツコツと続けることも大事だが、広い視野をもって正しい情報を収集することも意識するようにしよう。
周りの環境が自分にあっていない

成果を出すためにはただ自分一人で努力するだけでなく、周りのサポートも必要になってくる。周りに自分の思いを理解し、サポートしてくれる人がいない状況ではどんなに頑張っても成果は出せない。
高い目標に向かって頑張っているときにネガティブな言葉をかけてくる人からは積極的に距離をおくようにしよう。
直接ネガティブなことを言われなくとも、周りの人からのサポートがない場合人はどんどん孤独にもなっていってしまう。
「どんなに頑張っても成果が出ない」
そう嘆きたくなるのは、自分の孤独感や寂しさの表れである可能性もある。実はこのセリフの本音は、
「身近な人に自分の取り組んでいることを認めてほしい」
ということかもしれない。
だからなかなか成果が出ずに苦しんでいる場合は、思い切って付き合う人を変えてみよう。自分の取り組み内容やそこにかけている思いを理解してくれる人を見つけて、その人たちと付き合うことで、一気に成果が出せるようになるかもしれない。
本気でサポートしてくれる人を探すためにもそれなりの労力がかかるものだが、絶対にサポートしてくれない人の側にいるよりは気分が楽だ。
時代が自分にあっていない

努力をしてもそれがなかなか実を結ばないのは、自分の考え方や発想がその時代にあっていないという可能性もある。今の時代の人には簡単にウケない、時代を先取りするようなことをしているからなかなか見つけてもらえないし評価もされない。
歴史を変えた出来事や発明品の中には、当初はなかなか評価されなかった、むしろ酷評さえされたというエピソードも多い。
だから今自分の努力が報われなくて悩んでいる人は、現代に生きる大多数の人にとって革新的すぎるアイディアを実行しようとしている可能性もある。
孤独感に苛まれ、苦しんでいる時は、
「この苦しみは時代を先取りしてしまっているが故の苦しみだ」
と思うようにしよう。
あなたが卑屈すぎる

もちろん自分の努力不足で努力が報われないということもある。
しかし努力が報われるためには、実は自分以外にもさまざまな要素が必要になってくる。上記で説明したように周囲の環境や人、時代も努力が報われるためには重要なものだ。
だから努力が報われなくて悩んでいる人は、変に「自分のせいだ」と考えすぎるのではなく自分以外の要素にも目を向けてみる必要がある。
思い切って他人のせいや環境のせいや時代のせいにしてみよう。
そうすることで自ら周囲の環境を変えるために働きかけるなど、1番最初に解説した「正しい努力」ができるようになる。
「自分は天才だから今の時代や周囲の凡人には理解されないんだ」
と思えるような厚顔無恥さが、成果を出すために時には必要になってくる。
以前友人から言われた言葉

以前、私の友人がこんなことを言っていた。
「自分が今思いつく手段で『これだ』って思ってるのがあるのであれば、それをやるしかないんじゃない?それをやっていればいずれ道は開ける。他にも手段があるなんて考えていてもキリがない」
目標達成に向けてコツコツと頑張り続けていると、時々「本当にこのやり方であっているのだろうか」と考えて不安になることもある。
この記事で4番目に紹介した「卑屈すぎるから努力が報われない」というパターンの人ほど、1番目の「正しい努力をしていないから努力が報われない」という言葉を意識してしまいがちだ。
そういう人は、この私の友人の言葉を少し意識してみよう。
まとめ
つくづく努力が報われるためには厚顔無恥さが必要なのだと思う。それも「適度な」というレベルではなく、周りから軽蔑されかねないレベルの図々しさが成果へと導いてくれる。
その図々しさこそが、「成功者の法則」などで語られる「謙虚さ」の本質なのではないだろうか。