最近では好きなことを仕事にしたいと考えている人が増えてきた。嫌いな仕事を嫌々続けていると心と体にとってストレスになってしまう。自分が楽しめる好きなことを仕事にすれば毎日が楽しくなる。

私も「好きなことを仕事にしたい」と思った上で、会社を辞めて現在の仕事に就いた人間だ。会社員時代はストレスのためにさまざまな不幸に見舞われたが、好きなことを仕事にするようになってからはいろんないいことが起こるようになった。

この記事では実際に好きなことを仕事にした私が考える、好きなことを仕事にしたいと思っている人がまず最初にするべきことを4つ紹介する。

「世のため人のため」という考えをいったん捨てる

まず最初に、「世のため人のため」という考えをいったん捨てるようにしよう。

「他の誰でもない、自分自身の幸せの実現のために好きなことを仕事にしたい」

と、考えるようにする。

このように考えることは自分勝手なことのように感じてしまうかもしれない。確かに実際に仕事をしていく中では「世のため人のため」という精神も必要なものだ。

かといって「世のため人のため」を強く意識しすぎてしまうと、新しいアイディアが生まれなくなってしまう。他人を思いやる気持ちは時に自分にとって足かせになる。

「好きなことを仕事にしたい」と言いながらもできていない人は、「世のため人のため」などと考えすぎてしまっている可能性が非常に高い。優しすぎるがために、自分が本当にやりたいことを見失ってしまっている状態だ。

だから本気で好きなことを仕事にしたいのであれば、いったん他人のことを考えるのをやめよう。

「自分がこれをやりたいからするんだ」

心の底からそう思えるようになると道が開ける。

補足:自分がやりたいことを突き詰めた先にこそ、他人の利益がある。

「好きなことを仕事にしてはいけない」という考えを捨てる

そもそも「好きなことを仕事にしたい」と願っている人は心の中で「好きなことを仕事にしてはいけない」とも思っている人でもある。否定的な考え方をしてしまう原因は、上記で解説したように優しすぎる場合もあれば、変に現実思考に偏りすぎている場合もある。

夢を叶えたいのであれば、「好きなことを仕事にしてはいけない」という考えをいったん捨てよう。捨てることで新しいアイディアが浮かぶようになる。

一度自分のことを応援してくれそうな人に、自分の夢を思いっきり語ってみるのもおすすめだ。

「『ありえない』とかはいったんおいておいて、とりあえず語らせて」

事前にそう断った上でとりあえず語ってみる。この場合のコツは否定的なことを一切言わないということ。例え「お金が」などの不安が浮かんでもそれを口にしない。

「実現させるかどうかは関係なく、ただその場で盛り上がるだけ」

そういうスタンスで話をすることが重要だ。話に花を咲かせる中で具体的な案が見つかる。

ただし、当然人選は慎重に行う必要がある。ネガティブなことを言ってくる人というのは必ずしも意地悪をしようとしているわけではないのだが、とりあえず夢を膨らませるという場合には障害になる。とりあえず夢を膨らませる場合は、例え薄っぺらくともイエスマンの方が都合がいいかもしれない。

「それ一本で食っていかなければならない」という発想を捨てる

変に「それ一本で食っていかなければならない」という考えが強すぎてしまうと、どうしてもハードルが高くなってしまう。最終的には一本でやっていくことを目指してもいいが、まずは「一本でなければならない」という発想を捨てるようにしよう。

働き方が多様化している現代では、「それ一本でなければプロとは言えない」という考え方も古くなっている。現代は一人の人が複数の仕事をやっていてもおかしくない時代なのだ。

だいたい、別に生活費を負担しているわけでもない人間が他人の収入源にあれこれ口出しするものではない。さらに相手を尊重するのであれば収入源ではなく成果物やそこに至るまでの過程に注目すべきだ。

本業以外に本気で打ち込めるものを見つけることで、本業も充実するようになったという人は少なくない。もし「好きなことを仕事にしたい」という発想が本業への不満からくるものである場合は、本業以外の時間の過ごし方を改善することであらゆる問題が解決する可能性もある。

変に「それ一本でなければならない」と考えすぎるのではなく、「好きなことを極めていたら自然とそれが仕事になりました」というのを目指すようにしてみよう。

好きなことを仕事にするためには何が必要なのかを知る

「世のため人のため」という考えを捨て、自分の中の否定的な考えを捨て、「一本でなければ」などと自分を縛る考えを捨てることで、新しい発想が浮かびやすくなる。具体的かつ現実的な方法が考えられるようになるのだ。

夢を叶えるためには必要なものを用意しなければならない。それは例えばツールであったり、自分にとって最適なプラットフォームであることもある。出会うべき人物がいることも多い。

多くの人は「お金がなければ(お金を稼げなければ)夢を叶えられない」と考えてしまいがちだ。しかし必ずしもお金が必要とは限らない。目標や夢、取り組み内容によってはお金がほとんど必要ないこともある。そして必要な金額が分かれば、手に入れるための手段も見つかる。

お金のことも含めて自分が何を必要としているのかを明確にすることで好きなことを仕事にできるようになる。自分が本当に必要なものは、余分な思考を捨てた後にしか分からない。

まとめ

「好きなことを仕事にしたい」と言っている人は、同時に難しく考えすぎている傾向がある。シンプルに「自分がやりたいからやる」と考えられるようになろう。そうすることで必要なものを手に入れられるようになる。

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