「今よりももっと成長したい」
「成長して今の自分とは違う自分になりたい」
「達成したい目標や夢がある」

特にSNSで他人のライフスタイルを簡単に見ることができる現代ではそう考える人が多い。「頑張っている人はキラキラしてる」といった論調も目立つ。成長することは幸せに結びつくことも確かにある。

だからこそ成長したいと願う人が後を絶たないのだろう。

この記事では成長して幸せになりたいと願う人のために、成長するために意識するべきポイントを5つ紹介する。

昨日とは違うことを毎日少しずつやる

毎日、昨日とは違うことを少しずつやる習慣を身につけるようにしよう。そうした変化の積み重ねが人生を大きく変える。

幸せな人生を送るためには日々成長することが大事だ。

……と言うと怯んでしまう人が多くなりそうなので補足すると、「日々の成長」とは「今日の自分は昨日の自分とはほんの少し違う」という実感の積み重ねなのだと私は思う。

毎日毎日新しいことに挑戦するのではなく、それこそ「昨日は駅まで行くために3つ目の角を左に曲がったけど今日は1つ目の角で左に曲がってみよう」くらいの変化でいい。

たったそれだけの変化の積み重ねで、人は十分成長できる。

大きな変化は必ずしも人生を変えるものではないと知る

成長するためには何か大きな変化を自分自身に起こさなければならない……と考えている人は多い。しかし一度に大きな変化をしようとすると、心と体に負担をかけてしまう。負担をかけた結果健康を害してしまうこともある。せっかく成長しようとしたのにかえってマイナスになってしまうこともあるのだ。

さらに1つのことに膨大なエネルギーを注ぐと、実際には特に何も変化していないのに「なんか自分頑張ったな」という自己満足だけは得られるということも珍しくない

「大きなことに挑戦するのは間違っている」

と言いたいのではない。ただ、変に「大きなことに挑戦しなければ成長できない」と考えすぎることは逆効果になりかねないので注意が必要だ。

本当に大事なのは日々の積み重ねであるということを理解するようにしよう。

身近な好奇心を大切にする

日常の中のちょっとした好奇心を大切にするようにしよう。

「海外旅行に1ヶ月くらい行きたい」

といったものももちろん大切な好奇心であり夢だ。しかし日常の中の「ちょっと気になる」といった好奇心の方が、実は成長して願いを叶える上で本当に大事になってくる。

「いつも素通りしているあのパン屋はどんなお店なんだろう」
「この自販機のこの飲み物、見たことがないけどどんな味がするんだろう」

こういった好奇心を満たすことの積み重ねが自分自身を成長させる。

そしてこの積み重ねの結果「海外旅行に1ヶ月くらい行く」といった夢を叶える。大きな夢や目標は、日常の小さな小さな積み重ねの結果果たせるものなのだ。

だからこそ、日常の中の些細な「気になること」に積極的に首を突っ込んでみよう。相手がいる場合はもちろん相手の気持ちや都合を配慮しなければならないが、誰にも迷惑にならないようなことであれば自分の好奇心を満たすために動いても問題ない

だらだらと情報収集をするのをやめる

「ただぼんやりとテレビやSNSを見る」

といったことは極力避けるようにしよう。テレビやSNSを見るときには自分がどんな情報を求めているのかを意識した上で見ることをおすすめする。

特にSNSは一つ一つの情報に対して頭で考えずに脊髄反射をしてしまう人も多い。頭で考えていないため「反応はしているけど自分の意思ではない」ということになりかねない。意思が働いている割合が低くなればなるほど、人間味を失っていく。

ただいいねを押すだけならばbotでもできるということを忘れないようにしよう。

かといって「だらだらするな」と言っているわけではない。だらだらする時間も人生には必要だ。だらだらする時間があるからこそ新しいアイディアを生み出すために必要な情報がえられるということもある。

テレビやSNSは自分の中でメリハリをつけながら楽しむよう意識すると上手に付き合えるようになる。

本音を語れる友達や家族を大切にする

自分がどうなりたいのか、どんな風に変化し、成長したいのかといった話題を本音で語り合える人が身近にいるのであればその人たちを大切にするようにしよう。

残念ながら家族や友達、恋人などが自分の成長を妨げるという例は少なくない。むしろ身近な人ほど注意が必要であることも多い

成長する、夢を叶えるというのはある意味「今とは違う自分になる」ということであり、「今とは違う場所に行く」ということでもある。

成長したいという自分に対してネガティブなことを言ってくる人は、意地悪で言っているわけではない。彼らのネガティブな発言の中には「遠くに行かないで」「私から離れないで」という思いが隠されている。いわゆるドリームキラーとはそういう人たちのことを指しているのだ。

ドリームキラーが身近な人であればあるほど、精神的に辛くなってしまう。

だからこそ、身近な人が自分のビジョンを肯定してくれた場合は感謝すると同時にその人たちを大切にするようにしよう。

まとめ

成長するために本当に大事なのは、最大瞬間風速レベルの努力をすることではなく、穏やかで淡々とした日常の積み重ねだ。そうした日々の積み重ねが、1年後、驚くべき場所に自分を連れていってくれる。

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